こんにちは、いもとです。
今日はワケあって午前中に京都駅まで行く予定があって、一人で宇治駅に乗り込みました。
特に人に会う事はないので、ロンTにサンダル、キャップという超ラフな格好。
少し早い夏日和の温度にはちょっと汗ばむ格好ではあったけど、宇治橋商店街を闊歩する半袖短パンの外国の方よりかはまだ幾分温度相応かな、、、
なんて思いながら颯爽とみやこ路快速に乗りました。
少し話は逸れますが、僕、電車は好きです。
あ、電車オタクとかしゃなく、通勤などで日々利用しているわけじゃないので、たまに乗る電車では、人間観察や、吊り下げ広告のデザイン、町の風景など見るのが好きなんです。
と言いながらも今朝、娘がいつもより早起きし、それに付き合って起きたので、眠い、、、眠いぞ、、、と、
六地蔵の駅に着いた時に空いた席に座り少しウトウトしておりました。
これも電車に乗る好きな理由の一つであるんですが、イヤホンで大好きな音楽を聴きながら、流れる景色を感じる、、、けど、今はそんな悠著な事言っておられず睡魔に目を覆われそうになっていました。
しかしそのタイミングで、いかにも晴天の休日に似合う大好きな曲の一つでもあるSunrise In My Attache CaseのHolidayが流れ始め、
「これは少し開けた田舎の田んぼ道を進みながら聴きたいっ」
と思い、うっすら閉じた目を開けて景色に目を向けた瞬間でした
、、、
ん?
、、、
なんだ?
景色の中に電車と同じスピードでずっと僕の視界の右側に停止している“何か”が、、、
少しそちらに目を向け、、
脳の任せるままに、その”何か“に焦点を合わしました。
??
あ!
てんとう虫だ!
てんとう虫が電車の窓の内側にしっかり根を張って(しがみついて)そこに居ました。
さっき通り過ぎた伏見稲荷の千本鳥居に似た朱色に、黒い斑点を5個ほど乗せ、鮮やかなグラデーションを纏ったてんとう虫がそこに居ました。
遠近感を無視すると、ある瞬間では町の住宅に張り付く大きな地球外生命体のようにその朱色のてんとう虫はそこに佇んでいましたが、
僕に見つかったのに気づいたのか、その住宅から空に向かうようにジリジリと窓の上へ進んでいきました。
しかしどこへ行っても自由があるわけでもなく、窓の上に行けばただの壁。
少し下りては上へあがり、羽を広げては地面に急降下。
たまに僕の服にもひっついたり、、
これ、虫が無理な人は結構焦るだろうな、、と思いながら、その朱色の生命体を眺めていると、
気づけば終点京都駅に着いたので、
彼、もしくは彼女にとっては長旅の末、見知らぬ土地に放たれて幸せかどうかはわからないですが、
とりあえず生きていくにはこの無機質な箱からは出た方がいいかなと思い、少し窓を開け外に逃がしてやりました。
その後京都駅に着き、それこそ長旅を終え、朱色の鳥居をこれから見に行くのであろう、日本外生命体の方達を横目に目的の場所に、少し足早に向かいました。
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